日本製の基本ソフト「TRON(トロン)」新OS投入で利用拡大へ
http://sankei.jp.msn.com/economy/it/101215/its101215160... -------------------------------------------------------------------
日本製の基本ソフト(OS)「TRON(トロン)」の開発団体である「T−エンジンフォーラム」
(東京都品川区)は15日、ソフトウエアの開発者など向けに最新動向を説明する展示会
「トロンショー2011」を東京都内で開いた。
トロンはソフトの内容が公開され、ソフト開発者などが無償で自由に使えるのが特徴。家電や
自動車などの電子機器を制御する「組み込み型OS」として利用されており、同分野で世界
トップシェアを占める。
最近では、小惑星探査機「はやぶさ」の姿勢制御機能にも活用されている。
展示会にはNECや富士通など国内外の50社超のメーカーが、トロンを活用したさまざまな
製品を出品。トロンの開発者である坂村健東大教授は基調講演で、トロンをベースとした新OSを
8年ぶりに来春、新規投入することなどでトロンの利用を世界に広げていく考えを強調した。
トロンをベースとした新OS「T−カーネル2.0」は、02年に開発した従来品と比べて
OSを組み込んだ機器の高速な動作を高精度に制御するといった機能を搭載した。来春、
T−エンジンフォーラムのホームページでダウンロードが可能となる予定だ。
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